製造装置に搭載する画像処理ハードウェア

製造装置に搭載する画像処理ハードウェアの設計開発も行っています。撮影のための簡単な装置から、生産設備に搭載するAI画像処理装置のハードウェアまで用途に応じて対応します。

以降ではこのAI画像処理装置について紹介します。

世界トップクラスの高速画像処理(2,000 fps)

世界でもトップクラスの毎秒2,000フレーム(2,000 fps : frame per second)で画像を処理します。そのために必要な高速産業用カメラや、AI画像処理ソフトウェアをFPGAでハードウェア化しました。

・高速:フレームレート 2,000 fps、処理速度500 µs / frame

・操作性:簡単メニューを搭載しており誰でも設定が可能

・小型:基板サイズ 120mm x 80mm(コントロール部)

・低消費電力:ファンレス設計

・拡張性:AI自動制御機能、クラウド接続機能

最先端CPUチップの複数コアを高度連携

複数コアを使用することで、処理の分散と独立性を担保し、移植性の向上も図れます。組込みマシンとして他の分野への展開も可能です。

・高速高精度画像処理:2,000 fps ⇒ A53 x 4、R5 x 2、FPGA

・Xilinx製 Zynq UltraScale+ MPSoCデバイス

アプリケーション処理ユニット:A53 (Arm Cortex-A53)

リアルタイム処理ユニット: R5 (Arm Cortex-R5)

プログラマブルユニット:FPGA

強化学習を用いた最適制御

AIを利用した物体姿勢認識(画像認識)と最適制御(強化学習)を行った事例では、対象物が変わったり、環境や機種が変わったりしても自動調整してくれるため、熟練技術者が不要となります。使えば使うほど賢くなるこれらの技術は、AI + IoT = AIoTの先駆けとなるでしょう。

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